産後ダイエットが抜け毛の原因になるってホント? 原因や改善策は?

産後に多くの方々が悩む抜け毛。
産後は抜け毛が増えてしまい、
- シャンプーをするたびに排水口に大量の髪が溜まっていたり
- ブラシに付いている抜け毛を見るたびに
ドキッとしてしませんか?
「このままではいつかはげるかも・・・」
「どこか体が悪いのかしら・・・」
と悩んでいるママも少なくないはず。
そこでこの記事では、そんな産後の抜け毛に悩みを解決するべく
- 産後の抜け毛の原因
- 抜け毛を長期化させないために気を付けたほうが良いこと
について解説していきます。
また、間違った産後ダイエットに取り組んでしまうと、抜け毛がひどくなったり長期化してしまうことにもなります。
産後ダイエットと抜け毛の関係についても解説していますので、産後ダイエットに励んでいるママも参考にしてみてください。
もくじ
産後の抜け毛の最大の原因はホルモンバランスの乱れ
産後の抜け毛の大きな原因になっているのが、ホルモンバランスの乱れ。
女性は妊娠すると赤ちゃんを守り育てるために、体内の女性ホルモンがいっきに上昇します。
その間、脱毛サイクルを促す男性ホルモンの作用が弱まるため脱毛量がとても減ることに。
そして、出産後、ホルモンバランスが正常に戻ると妊娠中に抜けなっかた髪が一気に抜け落ちる現象が起こります。
そう。産後に抜け毛が多くなるのは、妊娠期間中に抜けにくくなっていた髪がいつも抜ける髪にプラスして抜けてしまうからなんです。
普段でも、髪は一日に50本~80本抜けるといわれていますから、それにプラスして髪が抜けると考えると、抜け毛がすごく増えた!と悩んでしまうことも理解できますよね!
このように、産後のホルモンバランスの乱れによって抜け毛が増えるのは身体の仕組み状仕方ないことですが、
やはり抜けすぎてしまうと、髪が薄くなってしまうことにんはなってしまうので、ホルモンバランス以外の要因をさらに作らないことがとても大事になってきます。
産後ダイエットは抜け毛の原因にもなる
通常、産後の抜け毛増加は約半年から1年続くとされていますが、長く続く時や、抜け毛の量が多い場合は、ホルモンバランス以外の原因があるかもしれません。
その一つの原因とされているのが産後ダイエットです。
特に過激な食事制限は要注意。
髪も毎日の食事から摂取する栄養から作られています。
出産後は、ただでさえ母乳や出産でダメージを受けた体を修復する為にいつも以上に栄養が必要になるにも関わらず、そこに過激な食事制限をすると、栄養バランスを崩し髪にも大きな影響を与えることに。
無理な食事制限が重なると、髪に十分な栄養がいきわたらず抜け毛が進行していってしまうのも納得できますね。
確かに、妊娠中に増えた体重は気になりますし、忌々しい気持ちになるのは良くわかります。
私も妊娠中に30㎏太ったのであせってしまいましたから。(私の場合太りすぎですが・・・・笑)
でも、過度な食事制限はおすすめしません。(実はリバウンドしやすく、太りやすい体作りにもなってしまいますしね。)
それに、「髪は女性の命」といわれるほど見た目に影響を与えるもの。
出産後はただでさえ髪を振り乱しながら慣れない育児に奔走する上、赤ちゃんに結構な力でグイグイ引っ張られ髪のケアなんかする余裕なんかありませんよね。
なので、せめて髪のためにも食事制限ぐらいは緩やかにしてみましょう
産後の抜け毛を長期化させないために大事なこと
ストレスがかからない生活を心がける
頭皮の環境を悪化させるストレスには物理的なものと、身体・心理的なものがあります。
物理的なストレスの具体例をあげると、
・紫外線ダメージ
・洋服を着たり脱いだりするときの摩擦 など
生活の中に潜んでいます。
髪にできるだけストレスをかけないように
・外に出る際は帽子をかぶる
・就寝時に枕との摩擦を防ぐためにナイトキャップを被る
というのもオススメです。
特にナイトキャップは、摩擦による髪へのダメージを軽減してくれることはもちろんのこと、
冬場は暖かく、夏場は寝汗を吸収して快適な温度を保ってくれますし、寝癖もつきにくくなるので、朝が忙しい主婦にはオススメです。
そして、
身体・心理的ストレスは、汗・皮脂の過剰分泌や血行不良など、髪の根っこである毛根に栄養を送る機能を低下させます。
出産後は特に心がナイーブな時期。
ちょっとしたことで涙が止まらなくなったり、ついイライラしてしまうもの。
子供が小さなうちは特に、心理的ストレスを抑えるのはなかなか難しいと思うので、頭皮にかかる物理的なストレスをできるだけ軽減していくように頑張ってみてください。
生活リズムを整え睡眠をたっぷりとる
睡眠不足が続くと肌が荒れませんか?
頭皮は顔のお肌と一枚で繋がっているので、顔のお肌が荒れていると頭皮の状態も悪いサイン。
頭皮環境が悪いと、抜け毛だけではなく、髪も傷みやすくなります。
しかし、産後は赤ちゃんのご機嫌次第でなかなかまとまった睡眠時間を取るのが難しいもの。
私も、産後4ヶ月くらいまでは小間切れでしか睡眠時間を確保することができなくて、よく発狂していました。
そうなると、お顔もガサガサになるし、頭皮も乾燥してフケが出てしまったり。ということになりかねません。
睡眠不足は身体の状態を悪くするだけではなく、心の余裕も奪います。
抜け毛の大きな原因にもなってしまいますので、たまには旦那さんにお任せしてゆっくり休んでみてくださいね。
地肌に優しいシャンプーを使う
抜け毛の改善には、頭皮の環境を整えてあげることが1番の近道。
洗浄力が強いシャンプーは必要な油分まで洗い流してしまいますし、産後のデリケートな肌にはとても負担がかかってしまいます。
洗浄力が優しいとされているアミノ酸系シャンプーや、ノンシリコンシャンプーを選ぶようにしましょう。
また、シャンプー方法にもひと工夫。
頭皮をマッサージするように優しく洗ってみてください。
そうすることで、頭皮の血行が促進され頭皮環境が整いやすくなりますよ。
髪に優しい栄養素を取る
髪に良い栄養素といえば、ワカメや昆布などの海藻類を思いつく方も多いと思います。
海藻類はもちろん髪のためにも、健康のためにもとても良いのですが、私のおすすめは大豆イソフラボン。
髪に大豆??っと思われますよね・・・
でも、実は大豆イソフラボンは髪の成長には欠かせない女性ホルモンに似た働きをしてくれます。
また、抜け毛の改善だけではなく、肥満防止や冷え性改善など女性の美しさや若々しさをサポートしてくれるとても優れた成分なのです。
大豆イソフラボンはその名の通り、大豆や大豆製品などに多く含まれています。
豆腐や納豆など手に入りやすく、価格もお安いので毎日の食事に取り入れやすいですね。
毎日食べるのはちょっと飽きる…という方には、手軽に飲める豆乳を取り入れてみて下さい。
今は、色々な豆乳が販売されていますし、コーヒーにミルク代わりに入れると簡単で飲みやすくおすすめですよ。
まとめ
- 産後の抜け毛はホルモンバランスの変化が原因
- 産後ダイエットは抜け毛を加速させる可能性がある
- 抜け毛を長期化させないために必要なことは5つ
- ストレスをなるべくかけないようにする
- 十分な睡眠時間を確保する
- 過激な食事制限はしない
- 地肌に優しいシャンプーを使う
- 髪に必要な栄養素をたっぷりとる(大豆イソフラボンがおすすめ)
抜け毛は目に見えるものなのでどうしても気になってしまいますよね。
対策を行ってみたけれど、1年以上激しい抜け毛が収まらない・どうしても気になる場合は、一度専門家の方やお医者さんに相談してみて下さいね