産後痩せるチャンスは2回ある事をご存知ですか?いつからいつまでがチャンスか教えます

「産後ダイエットを成功させる鍵はダイエットを始める時期にある!」といわれることもよくありますが
実際に、産後には痩せやすい時期が2回存在します。
先に答えを言ってしまうとその時期とは、
- 産後6ヶ月まで
- 生理回復後
この時期を逃がさないことが「ダイエット成功への近道」となります。
そこで今回は、そんな痩せやすいタイミングを逃さず波にのっていただけるよう
- 産後ダイエットを始める時期の目安
- 産後6ヶ月までが痩せやすい理由と取り組みたいこと
- 無理なく取り組める運動メニュー
- 生理回復後に痩せる理由と取り組みたいこと
の順番で紹介していきます。
産後は身体がとてもデリケートなので、痩せやすい時期の事を考えずにあせって激しいダイエットをしてしまうと、身体の回復を妨げてしまうだけではなく、身体の不調を招いてしまう危険もあります。
今回の記事を読むことで、痩せやすい時期と取り組むべき事がわかる内容になっていますのでぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ
産後ダイエットを始める目安
産後1か月間は「産褥期」と言われ、出産で傷ついた身体を回復させるための大事な時期。
産褥期に無理をしてしまうと、
- 尿漏れ
- 腰痛
- 産後うつ病
- 骨盤の歪み
など、身体はもちろん精神的な不調まで招いてしまう危険があります。
産後1ヶ月は、できるだけ安静に過ごし身体の回復を待つのがベスト。
ただし、産後1ヶ月はあくまでも目安として考えてください。
身体の回復には個人差がありますし、出産時に異常があった場合や帝王切開の場合は回復に時間がかかってしまうこともあります。
安全のためにも、1ヶ月検診でお医者さんに身体の状態を診てもらってからダイエットを開始するようにしましょう。
産後6ヶ月はダイエットチャンスな3つの理由
産後ダイエットの1回目の効果が出やすい時期は「産後3~6ヶ月までの間」とされています。
この時期に痩せやすい理由として大きく3つの理由があります。
妊娠中に付いた脂肪が落ちやすい
妊娠中は、赤ちゃんを衝撃や冷えから守るために脂肪が蓄えられやすい状態になっています。
この脂肪は「流動性脂肪」といわれ、通常の脂肪より水分が多いため燃焼されやすく落ちやすいという特徴があります。
しかし、この「流動性脂肪」ひとつ厄介なことが・・・
それは「半年を過ぎると通常の落ちにくい脂肪に変化する」ということ。
こわい。こわすぎますよね。
なので、妊娠中に蓄えた脂肪は落としやすい時期にいっきに片付けてしまいましょう。
流動性脂肪を撃退するには、
- 基礎代謝を上げる運動をする
- 食べすぎないように気をつける
ことを意識して、規則正しい生活を送るようにするとよいでしょう。
骨盤をキレイに引き締めることができる
妊娠や出産を終えた骨盤は大きく開き、骨盤を引き締めてくれている「骨盤底筋」も伸びきってしまいユルユル・グラグラの状態です。
その後、骨盤は産後4ヶ月をかけてゆっくりと戻っていくのですが、戻っていく最中がもっとも重要!
ここで歪んで戻ってしまうと、
- 代謝の低下
- 内臓の位置が下がり下腹が出る
- 内臓機能の低下
- ポッコリお腹
- 腰痛悪化
- 太りやすくなる
などの悪影響が起こります。
逆に、この期間に骨盤の位置を正しい位置に導くことができたらこっちのもの!
出産前よりも引き締まった下半身を手に入れることができますよ。
産後ベルトを日中着けるようにしたり、抱っこしながらできる骨盤体操で骨盤を安定させる筋力を付けていくようにしましょう。
骨盤が正しい位置に戻ることで、代謝もアップし痩せやすい身体にも変化しますので、この時期をうまく利用して出産前よりもキレイな骨盤を手に入れてしまいましょう。
赤ちゃんの哺乳量が多い
産後5ヶ月~6ヶ月後に始めるママが多い離乳食。
離乳食が始まるまでは、母乳の量や回数も多く自然とカロリーを消化できます。
過度な食事制限はオススメできませんがこの時期に、
- 食物繊維が豊富な食材をたっぷりとる
- だしをしっかり取って調味料の量を減らす
- 和食中心の食生活
- 甘いものや油っこいものを控える
- 糖質制限をしてみる
- 筋力アップのためにタンパク質を多く摂る
など、意識してカロリーを抑えることで体重が減少しやすくなりますし、健康的に痩せることができます。
甘いものや油っこいものを控えることは乳性炎の予防にもつながりますので実践する価値ありですよ~。
運動を始める目安と効果的な運動方法
産後は体力も落ちていますし、妊娠中は激しい運動ができないため筋力も妊娠前より落ちている状態です。
なので、産後は「身体の状態にあった運動から始めることがもっとも効率的で大事」になります。
産後6~8週目まで
産後6~8週目までは激しい運動は厳禁。
産褥期と呼ばれるこの時期は、負担が少なく出産で傷ついた身体の回復を促してくれる「産褥体操」がオススメ。
産褥体操には身体の回復を促す効果だけではなく、
- 出産によって緩んだ骨盤底筋を引き締めてくれる
- 血行が促進される
- 子宮の収縮を早める
- むくみの改善
など、産後ママに嬉しいメリットがいっぱい。
産褥体操には劇的なダイエット効果はあまり期待できませんが、今後の産後ダイエットを効率的に進めるための土台作りができます。
運動は、ゆっくりとした動きで横になったまま行う運動から始まりますので、体力が戻りきっていない産褥期のママでも無理なく始めることができますよ。
産後3ヶ月~6ヶ月
産後3ヶ月目~6ヶ月になると、身体もかなり回復し安定してきます。
身体がもっとも痩せやすい時期になりますので、妊娠中に落ちてしまった筋肉をしっかり鍛えていきましょう。
またこの時期に、骨盤矯正にしっかり取り組むことで代謝がアップして痩せやすい体に変えることができます。
最初は、
- ウォーキング
- 骨盤体操
- ベビースイミング
など身体への負担が軽く手軽に始めることができそうな運動を選んで徐々に始めてみましょう。
赤ちゃんを抱っこしながら運動を行うと、赤ちゃんの重さ分の負荷がかけられますし、育児の合間に運動を取り入れやすいのでオススメです。
また、生後3ヶ月を過ぎる頃には、赤ちゃんも初乳の時期を終え病気への大まかな免疫力もついてきます。
お家の中でできるダイエットや運動を基本に、赤ちゃんやママの体調が良さそうな時はお外に出かけてリフレッシュしながらダイエットを行ってみてくださいね。
2回目のチャンスは生理回復後
生理回復後が、産後ダイエット2回目のチャンスです。
生理の回復とともに、乱れていたホルモンバランスが整うので、身体が通常モードに切り替わり
- 脂肪の蓄積が収まる
- 授乳中に感じていた異常な食欲が収まる
ことから痩せやすくなります。
産後、生理が始まるまでの間は、「プラクチン」という女性ホルモンが分泌されており、
この「プラクチン」が分泌されることで、排卵よりも母体の回復や母乳の分泌が優先されます。
身体が、出産後これ以上負担がかからないようにホルモンバランスを変化させて守ってくれている状態。
人間の体ってすごいですよね!
その後、卒乳を迎えるとホルモンバランスは妊娠前の状態に戻っていきますので、卒乳後に生理が回復するママが多いのはこのためと考えられています。
生理回復後は、身体の状態も安定してきているのでより負荷がかかるエクササイズにも取り組めますし、生理周期が安定してくれば、生理後の痩せやすい時期をうまく利用して本格的なダイエットも行うことができるようになります。
産後6ヶ月目までに減らしきれなかった体重は、2回目のチャンスである生理回復後にチャレンジしてみてください。
逆に、食欲が収まらず食事量が減らなかった場合は、一気に体重が増えてしまう可能性が高いです・・・
リバウンドしてしまわないように注意しましょう。
まとめ
ここまで、産後ダイエットで痩せやすいチャンスの時期について紹介してきました。
お伝えしてきたことを簡単におさらいすると、
・産後1ヶ月経過してからダイエットを開始する
ただし、回復を促す「産褥体操」は可能
・産後6ヶ月目までが産後ダイエットの1回目のチャンス
理由とやるべきことは3つ
・妊娠中に付いた柔らかい脂肪が落ちやすい
落ちやすい時期に軽い運動にから取り組む
・骨盤が戻りやすい
痩せやすい体づくりのために骨盤矯正をして代謝をあげる
・授乳によって消化カロリーが多くなる
この時期に食事の量や内容に気を付ける。
2回目のチャンスはホルモンバランスが整う生理回復後
ただし、この時期に食欲が落ちないとリバウンドする危険性あり
という内容でした。
「痩せやすい時期をしっかり見極めその時期に合ったダイエットをする」ことが身体の状態が変化しやすい産後ダイエットでは大切です。
産後は、育児と家事に追われなかなか重い腰があがらないものですし、体調面も気になるところですよね。
無理をしすぎないよう身体の調子をみながらダイエットを頑張ってみてくださいね!